身内がリフォームした際、それまで高さ170cmほどしかなかったリビングの窓が230cmに巨大化しまして。日の入りは良くなりましたが、天井近くまで窓が広がったのでエアコンの室内機を取り付けるためのスペースがかなり狭くなってしまいました。
それでも窓はエアコンを取り付けることを考慮して設計されていたので(多分)、室内機がよほど大き過ぎなければ取り付けること自体は可能でしょう。
ところが、その巨大窓には装飾用のお洒落なカーテンレールを取り付けたいそうで。カーテンを魅せるためにも、たった数cmでも伸ばせるだけカーテンレールを伸ばしたいと仰います。
そこでエアコンの室内機を取り付ける位置が問題になったわけですが、当人たちはどうしても窓がある壁側に取り付けたいそうなので、必然的にどこまで横の壁に寄せて取り付けられるのかという部分が焦点になりました。
家電量販店や業者のサイトを調べてみると、だいたい壁から5cmは離して取り付けると書かれています。しかしカーテンレールを伸ばすために1cmでも多く壁に寄せたいです。
というわけで実際に取り付けを依頼した業者さんに、エアコンの室内機は横の壁からどれくらい離さないといけないのか聞いてみました。
エアコン室内機を取り付けられるスペースが狭い
冒頭でも書いたように、窓が巨大化したことにより元々エアコンを取り付けていた壁の空きスペースが減少してしまいました。
また窓には装飾用のカーテンレールを取り付けたいので、実際に取り付けられるスペースがさらに狭くなるだけでなく、エアコンは限界ギリギリまで壁に寄せて取り付けたいということになりました。
横の壁から5cmは離さないといけない?
しかしググってみると、横の壁と5cmくらいのスペースを確保していないと取り付けられないとしている業者がほとんど。
5cmよりもっと寄せて取り付けることはできないのでしょうか?そもそも5cmもの隙間を空けないといけない理由とは?
インターネットで調べてみてもよく分からなかったので、業者さんに直接聞いてみました。
エアコン室内機を取り付けられる位置を聞いてみた
今回エアコンを取り付けたのはリフォームが終わって仮住まいから戻ってくる引っ越しのタイミング。すぐに戻ってきてすぐエアコンを使えるように、引っ越し業者から委託された地元の業者さんに取り付けてもらったのですが。
その業者さんに事情を説明して、室内機の取り付け位置はどれだけ壁に寄せられるのか聞いてみました。
取り付けるだけなら横の壁にくっつけることも可能
結論から言えば、その気になれば壁にぴったりとくっつけて取り付けることも可能だそうです。
それでもそうしないで隙間を空けておく理由は、設置後にエアコンの本体カバー、前面パネルを外せるようにしておかないといけないから。
なるほど、確かに内部の掃除やメンテナンスのためにカバーを外すことはあるでしょう。そして5cmも隙間があれば余裕で手のひらを差し込めます。
しかし単純に取り付けるだけなら、横の壁にぴったりくっつけてしまうことも可能です。
2cmも空ければ大丈夫
業者さんと相談した結果、5cmも幅を取らなくても指先を本体カバーに引っ掛けられれば十分だろうということで、壁から2cmくらいのところまで寄せて取り付けてもらいました。
その隙間のところから微妙に配管パテが見えてしまっていますが…巨大な雨戸も取り付いて後ろの壁には穴を開けられなかったのでそれは仕方ないです。
配管穴は、可能なら真後ろに開けましょう。そのほうが見た目が良いです。
室内機の取り付け位置自体は希望通りになったので、カーテンレールを少々伸ばしても干渉することなく良い感じに収まりました。
ちなみにエアコンとカーテンレールのあいだはそれこそ5cm以上の隙間が生じましたが、将来エアコンを買い替えることを考慮するとここは多少余裕を持たせておくべきでしょう。
まとめ
エアコンの室内機を壁から少し離して取り付けるのは本体カバー、前面パネルを外しやすくするためです。つまりカバーを外すことが可能なら、隙間は5cmも空けずにもっと寄せて取り付けても問題ありません。
ただ完全にくっつけてしまうとカバーの開閉やメンテナンスがやりにくいので、2cm程度は空けておきましょう。
もっともすべての業者さんがそこまで柔軟に対応してくれるかは分からないので、事前に相談しておくことをおすすめします。
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